片岡義男さんと小池昌代さんの
トークショーをBibliothèqueに。片岡さんから参加者3名にくじ引きでプレゼント、当たってしまった、うれしい。新刊『木曜日を左に曲がる』(左右社)版元代表の小柳学さんがこの本の中で最も印象的とおっしゃったという水鉄砲がそれ。
「木曜日を左に曲がる」。8月の第2週、主人公の裕子(私と同じ名前ですが読み方は違う気がする)は水谷の誕生日に「220円のもの」をプレゼントしたいと電話する。待ち合わせて渡したのは、スーパーの白いヴィニール袋に入った黄色と緑色の2丁のプラスティックの水鉄砲。2人はよく冷えたエヴィアンを入れて体にかけあう。
さて私はというとトークショーの翌朝、黄色の封筒をあけて青い包み紙を開き、プチプチ袋から1丁の黄緑色の水鉄砲を取り出して、「討ってみたい」と言ったが無視されたので、水道水をたっぷり入れてベランダに出て、エレンダニカの枯れた葉をめがけて討ったら的中してよく落ちた。「気持ちいいのよ」。水鉄砲は70円くらいっておっしゃってたかな。美しい黄色の封筒の底に210円の値札があったから、「木曜日〜」の裕子さんのプレゼントよりずいぶん高価なプレゼント。ありがとうございました。