疾走や卒倒シーンのせいか。衝撃を受けて目も頭も時計もぐるぐる回ってわけがわからなくなったときのことがよみがえり心ざわつく。同じような体験では全くないのにちかしい気持ちが呼び起こされて驚く。映画の力。
子どもの大手術を前に眠れない二人、何が不安なのかを話し合おうとロメオ。手術は成功するのか、それで治るのか、後遺症はあるのか、ところで明日執刀医はなにごともなくあらわれるのか……。互いに口にするうちにエスカレートしてあのままチビだったりして!黒人になっちゃったりして!ははははは! アクション。
同情されたくないと金の使い道をクレジット会社に言わないロメオ。すべてが敵に見えて吠えるジュリエット。必要だろとバイクのキーを渡す友。オープン・キス!のパーティの喧噪の中の涙。アクション。
孫の手術で初めて顔を合わせる四人のぼんじゅーる。孫の父の母のつれが女なのに孫の母の父が一瞬目をむく。ベビー服を玄関に置き忘れてジュリエットの母になじられたのはこのひとだが、なんでも過剰に反応しちゃうから要注意なのと娘に言われてるのはこの母。アクション。
外出禁止の病院を抜け出して海を見ようと誘うロメオに黒いフードをかぶらされたジュリエットとアダム。帰りはヒッチハイクです。アクション。
アダムの病気が治る前に両親である二人が同居を解消したことを軽くナレーションが報告。愛に私だけ僕だけってない。それに耐えるための自分の味方は心と体が二分の一。どちらも起動は愛なのだ。深刻嫌悪で固まった心には体を動かせ。笑えふざけろ。屁もいいね。愛の放屁のアクション映画。サントラ購入。