神戸の詩人・小野原教子さんが9月いっぱいで閉店した海文堂書店のために詩を書いたと聞いた。お店と店長に手渡しするために挿画と装訂を戸田勝久さんにお願いしてその言葉を本に仕立てたという。思い→言葉→(届けるための)冊子。そうしてできたものを何て呼べばいいのだろう。
小野原さんが私信でくれた話だけれどどうしてもしゃべりたい。これは特装本でも限定本でもない。そのまんまなんだ。
(撮影:戸田勝久)
『海よ』神戸元町「海文堂書店」のための小さな唄
詩 小野原教子
装訂/水彩カット 戸田勝久
それぞれに海文堂書店の栞を一枚添付する
綴じ糸には絹で作られた三味線三の糸を使用
2013年9月30日刊行
印刷・製本・発行/黄昏書局
戸田勝久さんの個展会場で『海よ』の展示もあり。
・
「叙友舎」「書坊の夢」戸田勝久展
10/12(土)~20(日)
・
啓祐堂ギャラリー戸田勝久展 12/14(土)〜22(日)