喫茶ピーターさんが閉店していた 少し前から、bookba...
メガネさんが出ていたころの 『BAR.. 『BAR レモン・ハート...
黄金桃はマンゴーに似ている vs. .. ふるさと納税、返礼果物シ...
「ギャラリー観察隊」5号に「二川幸夫.. 「ギャラリー観察隊」5号...
海老えびすは割れにくいだろう。包装と.. 国産芝えびを使った「坂角...
3331ARTFAIR2018→篠原.. 『前衛の道』篠原有司男1...
「桜三月散歩道」は葛飾柴又のラブソン.. ♪だって人が狂いはじめる...
渋谷毅さんとシブヤシゲヨシさんの出会い シブヤシゲヨシ『太古ダテ...
代々木八幡駅前の額縁屋「sur-mu.. 「sur-murs(スュ...
台東区元浅草はなぜ”元”浅草なのか 台東区の稲荷町駅界隈の地...
p4) 庄内憧憬 23 庄内のこと 内田樹 鶴岡は私の父の故郷である。 四代前に内田柳松という人がいた。……(略)…… 内田家は庄内藩、会津藩という戊辰戦争の「賊軍」の血統である。…… 晩年になってその父が不意に「鶴岡に行こう」と言い出した。故郷のその地名が父の話に出ることはほとんどなかったので、私たちは意外な提案に驚いた。むろん、兄も私も一度も鶴岡を訪れたことがなかった。 ……父が幼少のときを過ごした鼠ケ関の海を見に行った。堤防に着いて車を降りると、「ここで姉の背中に背負われて、あの神社の鳥居を見たことを覚えている」と父はつぶやいて、そのまま黙り込んでしまった。…… その翌年の同じ日に父は死んだ。それから毎年、遺族三人は父の命日の5月12日に鶴岡の宗傳寺を訪れている。ここが、私が自分の「根」を感じることのできる、ただひとつの故郷だからである。