「全日本冷し中華愛好家会報 不定期刊”冷し中華”」(昭和50年9月1日発行〈第一号〉 定価200円 発行:全日本冷し中華愛好会 より)に冷し中華の基本を復習する。
日本美再発見講座
冷し中華のふるさとはバビロニアにあるのだ。
冷し中華の詩人 奥成達
……冷し中華の具は何からできているだろうかというところから入ることが妥当であろう。
中華そば、卵の薄焼きのせん切り、ハムのせんぎり、きゅうりのせんぎり、もやし。
かけ汁は、しょうゆ、酢、砂糖、ごま油、ときがらしの五味、すなわち陰陽五行説でなくてはならない。
よく具について、チャーシュー、蒸し鶏の細切り、紅しょうが、らっきょうのせんぎり、などを認めるか認めないの議論があるが、これはおいらにいわせれば些さいなことである。……
木火土金水、酸っぱくて苦くて甘くて辛くてしおからければそれでいい。でも、もやし、だったのか。