『新しい鉄』1956 八幡製鉄株式会社 岩波映画製作所
湯たんぽ、かき氷機、自転車、鎌がのぞく屑鉄の山、手作業で分別するひと/木→鉄/「鉄の塔の下に広がる大都会」/「重く強いもの」→「軽く親しみやすいもの」/ブリキ。缶詰の缶:みかん、ビールの王冠:泡/亜鉛メッキ。トタン板:近代建築、タライ、ジョウロ、チリトリ/塗料がはげない加工やケイ素鋼板。洗濯機、冷蔵庫、扇風機/最後にモビール、事務機器の山積み、玩具、飛ぶパーツ、回っていない扇風機が首を廻して……/「人々の生活の向上に役立って行くのです。製鉄所はさらにさらに努力を続けていくでしょう」/ジャック・タチ的な愉快あるのに不穏なBGM、こういうのがゲンダイオンガク初体験だったように思う/最後は汚染を連想させる泡沫、というのもこれまたあとづけの記憶か。
製作:吉野馨治
脚本演出:伊勢長之助
撮影:瀬川順一
照明:藤木數義
美術:平川透徹
録音:櫻井善一郎
音楽:間宮芳生
解説:今福祝
製作進行:入社したての土本典昭