昭和15年創刊の「婦人の生活」と昭和22年創刊の「婦人生活」に関係はあったのか、daily-sumus/
婦人の生活第一冊 にお答えがあった。「婦人の生活」刊行元である生活社は婦人生活ではなく婦人の生活を選んでいたということだ。昭和22年に「婦人生活」を創刊した同志社は同年(1947)原田常治が設立、「婦人生活」は1巻1号(昭和22年5月)から40巻8号(1986年8月)まで。1963年、社名を婦人生活社に/1977年、雑誌「ノラ」創刊/1988年、雑誌「パッチワーク・キルト専科」創刊/2003年、自己破産申請、解散。
・新潮社/
津野海太郎『花森安治伝 日本の暮らしを変えた男』
・
花森安治の装釘世界
・ひるのつき(海月書林さんが今夏新しくオープン)/
「婦人の生活」第一冊
・むかしの装い/
花森安治さんの女装と戦争中の「婦人の生活」
「ノラ」創刊号 昭和52(1977)年7月1日
編集人:藤森正一/発行人:猪瀬哲男/印刷所:共同印刷/発行所:婦人生活社/定価350円/表紙絵:森町長子/表紙ロゴ:仲條正義/レイアウト・イラスト:長尾治、川上庄司、中野まさはる、鴻巣博子、三田鷹司、五十嵐正克、タックス/カメラ:足立充男、阿由葉しげる、山本弘之、宝田久人、中塚裕、松本路子、飛田稔、北出博基
オヤカタこと栃折久美子さんについて種村さんが〈ややボーイッシュな、スァーム・アンスァンの感じ〉〈盲目的に中身を包んでしまう、濃厚な、しかし無知な、こわい女ではなくて、いっしょに遊んだり話をしたり、ときにはけんかもできそうなタイプの女性〉〈私も物書きなら、一度はそんな風にしてお手合わせを願いたい〉。
33p)エスプリ人間 栃折久美子(ブックデザイナー)
ボーイッシュな容れ物屋さん 種村季弘
195p)「心の買い物 台東区鳥越一丁目おかず横丁」 乙津はじめ
196p)「ノラ」編集室からみなさんに
……新雑誌「ノラ」を読んでいただきたい読者、つまりあなたが、従来どおりのただの可わい子ちゃんだけではなく、自分自身をよく見つめ、個性豊かで、物事に対して適切な判断を下せる女性であって欲しい、なって欲しい、いい意味の強い女性に……、という考えを、この猫をしっかりと抱いた少女(表紙絵のこと 四釜補記)に託したものです。
★私たちは、今、出版界、特に女性誌のジャンルに於いて、挙げて大判化、視覚化の方向に進む流れの中に敢えて棹さしました。……(藤森正一)