「フライの雑誌」特集 身近なビッグゲーム オイカワ/カワムツのフライフィッシング②
山形では呼び名が違っていたのでしょうね、ハヤかなぁ。父が釣ってきた小さくて地味な川魚はこれでしょう。池に放してくれたのだけれど次の日には隣の三毛にとられてしまって。当号満載のうつくしい婚姻色をまとったオスは見たことがない。p68「オイカワ・イケメンGP」(イチ推し投票好評募集中)を一覧するとなるほどその肌色変化はすばらしい! 目つきにもっとグッとくる。これは婚姻期ならではなのかな。
毛鉤職人・牧浩之さんの「カラスはすごい!」の今号は射獲したカラスでフライを作るお話。写真に添える文の美を p74に見た。牧さんがしとめたカラスの羽根を映した一枚。〈カラスのももから腹部にかけて生えているフェザーはしなやかさを保ちつつ、マラブーのような柔らかさもある。先端部にかけて独特のメタリックっぽい光沢を帯びているのはカラスならではの特徴で、染色では表現できない。フライマテリアルとして大きな魅力がある〉。このページにどうしても欲しい一枚の写真そのものに対して、理由を端的にまとめて手紙に書いてはらをくくって投函したような文章と感じる。
今号も「川向こう 9」に2ページいただきました。チベットの映画『草原の河』とクチャラ(山形弁でいう水たまり)、川沿い腰掛け族、暮らす土地を味方にするためのアクションの話です。