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2017年 08月 16日
山梨日日新聞 2017.5.5 20面 遠照寺に「鶴亀の松」絵画 北杜・78歳画家が贈る 武田神社能楽殿の下絵活用 ……2006年に渡辺さんが甲府・武田神社の能楽殿「甲陽武能殿」の壁に松の絵を描いた際の下絵を活用して新たに制作した。 ……渡辺さんは、同神社の儀式殿「菱和殿」の天井画を6年がかりで手掛けた画家。……同寺<北杜市須玉町穴平の遠照寺>に贈った作品は、縦約1.4メートル、横約1メートル。甲陽武能殿の絵の下絵(縦約25センチ、横約55センチ)5枚を木板に貼り合わせた。木板には、金やだいだい色のアクリル絵の具を使って格子状の模様を描き、墨で落ち葉や桜を描いて四季を表現している。5枚の下絵は、それぞれ何番目に描かれたかが分かるように番号が振られていて、構図や細かい描写を練り上げていった過程を見ることができる。 同寺によると、鶴亀の松は樹齢約500年の2本のアカマツ。1970年に県の天然記念物に指定された。2005年に、渡辺さんが武田神社から甲陽武能殿の絵を描くように依頼された際、モデルに決めた。 今回寺に贈った作品は、本堂で展示している。渡辺さんは「舞台で喜怒哀楽を表現する役者を際立たせるため、何度も練り直した過程を楽しんでほしい」と語る。鑑賞には事前連絡が必要。…… ・武田神社/ 甲陽武能殿・みすず書房/ 渡辺隆次『山里に描き暮らす』・紀伊国屋書評空間/ 『山里に描き暮らす』
by bookbar5
| 2017-08-16 18:47
| 渡辺隆次と胞子紋
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