新春浅草歌舞伎第二部、今日のご挨拶は歌昇さん。楽屋同室の巳之助さん、新悟さんのことなど。
若いひとがやる若い役の際立ちが浅草歌舞伎のよいところ。上手ではなくそのひとが瞬間お役そのものであらわれるのはかえがたい。
『ワンピースⅡ』右近さんに強烈に感じたこと。お早米吉、与兵衛歌昇、京人形新悟。操り三番叟種之助にいたってはドキドキして見ていたのに思い返すと操られている感じや人形の感じというのは上手であってそれ以前ののっとられた子供がそこに居た。
『引窓』はいい。衣装や障子の垂直縞は日頃の始末の美しさと仕方のない母子の情。引窓の綱、水鏡、ホクロ直撃の銀がサスペンスに斜を射抜く。表には穗束宣尚さんによる絵看板。なにかの番組で『引窓』濡髪は松也さんに似ちゃうって言ってたな。いえいえ、、、