「TAKEO PAPER SHOW 2007」。紙の名前の頭文字をとってアルファベット順に並べ、それぞれデザイナーや作家が、ショップやブランドを限定して、袋やSPグッズやギフトボックスなどを、その紙の特徴を活かして試作し、展示していました。
会場がここ数年のスパイラルから丸ビルに変更とのことでイケスカナイ予感をかかえて最終日にでかけましたよ。だが会場入ってちょっと違うワと感じたのは、Eのエヴァネソングロスコーナーでした。DEAN & DELUKCA の袋ということでの試作ですけど、さまざま条件あって実際は無理、でも見てごらん、素敵な紙でしょう素敵なデザインでしょう、という展開です。説明する人も堂々としています。紙の特徴によっては、インキがのりにくいとかのりがつかないとか、商業印刷においてはマイナスとされることもありますが、べつにその紙が、劣っているわけではありません。美とロマンと現実と。よく入り交じりよいショウです。
このために試作されたものが、会場界隈のそれぞれのショップで期間中限定配布されました。これは、楽しい。なるほど丸ビルでやる理由がわかりましたと、手を叩きました。Yのユポに刷った、丸の内ロフト×草間彌生によるトランプ、GのGAファイルを使った、ドーム エディフィス・エ・イエナ×平林奈緒美によるジグソーパズル、Hの花包を使った、フランフラン丸の内×大塚いちおによる紙ヒコーキ、Jのジャンフェルトに刷った、エストネーション有楽町店×松江泰治のカレンダー……。どれもこれも、時間があったら店頭を回って、見たかった。このあと5月16日・17日にはマイドームおおさか3階展示場Eで開催とのこと。
写真は
district OMOTE "05"から、丸の内ロフト×草間彌生のトランプ。ね、ユポですからしなってもじょうぶ、軽やかでいいでしょう。手品もできるよ。柄の丸がいい。ところで裏のおばはんはなに? ジョーカーの柄はなに? いずれもどうでもよいことです。これで七並べ、したい。ロフトさん、草間トランプで七並べ大会、やってちょうだい。