「森羅万象ミクロコスモス—ルリユール、書物への偏愛 Les fragments de M (レ・フラグマン・ドゥ・エム)の試み 」展を
「ギャラリー册」に。展示のようすの美しい写真が
同ギャラリーfacebookにあります。

美しい作品や道具が見られて作家に話が聞けるのはもちろん、工程などを写したスライドも見ごたえがあるし、タイトル箔押しに不可欠の活字とその鋳造所である名古屋活版地金精錬所のコーナや古書
日月堂と往来座による本にまつわる古書もある。そしてなにより、3人の製本家と1人の箔押し師が個々の注文制作とは別にユニットとして受けるスタイルをはっきり提示したことが「試み」たる一番のゆえんでしょう。すばらしい。クラシックスタイルのパッセ・カルトンで総革装ジャンセニスト/半革両袖装/半革額縁装/半革角革装のいずれかで、紙はこのユニットのために染められたツヴィリングのクライスター・パピアとドイツ人作家のマーブル紙から選べる。総革装16万、半革装10万円。一点ものをつくるのにこだわりや金額に上限はない。だからこそこうしてスタート地点を明示できるのが仕事師なのだし、そのための材料の吟味と覚悟はいかばかりか。下の写真はその見本のコーナー。

このユニットの次の展示も11月に決まっている。活動のようすは
Les fragments de Mのブログで「義男」さんが随時発信中。