上野浅草通り神仏具専門店会「かみほとけ」主催、薫物屋香楽さんによるお香つくりを下谷神社で。マイソールの白檀5+龍脳0.5+丁子0.1+桂皮0.25+木香0.25+﨓粉4+麝香5滴+かっ香0+極上安息香0+バニリン0としてみる。香りの元の粉末をまとめあげるのが﨓(たぶ)の粉末。香りがあり、これだけで作る線香もあるとのこと。そのままの匂いと燃したときの匂いの違いの説明がおもしろい。甘い匂いを好むひとが多いようだ。今日の用意もそのためだろう。最後に水を同量(実際はちょっとひかえた)入れてピーナッツバターのように練り上げ、適量とって掌でくるくるまとめてからコーンに成形。せっかくですからいろんな大きさをね。掌もいい匂い。ぬるりとするのは丁子のようだ。乾燥させればできあがり。明晩試そう。
明暦3年の振袖大火のあと幕府によって寺院や神社が上野から浅草のあいだに集められ、大正から昭和のはじめにこのあたりに神仏具店が出て来たようだ。現在通称仏壇通りには40を越える関連店舗あり。シンプルで小さな仏壇や神棚が増えている。海外の観光客にはみやげものにもみえるようだ。