稲荷町駅前寄席「一番太鼓」
2017.7.15.18:00~
桂才賀「ねずみ」
古今亭志ん橋「鰻の幇間」
才賀さん、まくらで浅草の「助六の宿貞千代」、江戸芸能研鑽会の伊豆箱根巡業のこと。志ん橋さんの鰻の幇間は鰻屋のおねえさんに徳利お猪口、香の物から掛軸、爪楊枝の渡しかたまで次々講釈するのに涙笑スイッチ入って困る、、、細く丸めて着物に縫い付けておいた紙幣を出そうと切った縫い糸も良〜く見えたものね、ほらって開いてのして渡したってすぐくるっとなるし。
会場は銀座線稲荷町駅前の「一番太鼓」、中華がメインのようですが店の壁面に落語関係のちらしがいつもたくさん貼ってある。店内は狭いけれども立派な高座、通り際ですからピーポー音も近過ぎて気にならない。近くの下谷神社は寄席発祥の地、子規の「寄席はねて上野の鐘の夜長哉」の句碑あり。稲荷町の師匠こと林家彦六が暮らした長屋跡もすぐ近く。二軒残る長屋には今も表札「翁家さん馬」がかけられています。
・正朝通信/稲荷町散歩/
「一番太鼓」2013.7.16