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2018年 02月 27日
台東区の1966年の地図(住宅協会地図部刊)を調べるついでに、銀座線稲荷町駅近くの八代目・林家正藏師匠が暮らした長屋あたりを見てみる。
![]() 東から、林家 岡本・西山・金沢・平山・こん馬・藤間 島本のお名前が並ぶ。すべて手書き。岡本は林家彦六師匠の本名。こん馬とあるのはさん馬の間違い? さん馬師匠と藤間流のお稽古所が今と並びが逆なのも気になる。 ![]() 実際は西2軒が残っていて、右は今も翁家さん馬師匠の表札がかけてあり、お隣りは藤間流のお稽古所で今朝も表に花が挿してあった。通りの向かいは同潤会の上野下アパート(昭和4年~2013年。以降、マンション)、その先の筋に師匠も通った寿湯。 ![]() 別冊歴史読本18号『落語百景』(2008.7)の「二十七回忌追善写真企画 落語の魅力に取り憑かれた若き噺家たちが集い、泣き、笑い、語り合った八代目林家正蔵の下谷稲荷町。」を出して見る。今だと場所がよくわかって格段に面白い。背後に黒電話、右手に長火鉢、鏡やらなにやらぐるり道具に囲まれて一階の定位置に腰掛ける師匠を上から撮った写真や、桶と手拭いを持つ前座時代の現・正雀師匠を連れて下駄履き寝間着姿で銭湯に向かう師匠の写真など(撮影 小沢茂美)。 ![]() ついでに正蔵師匠の『芸の話』(1974.2.25 新日本出版社)の中から住まいのことをいくつか。 p9) 紫朝 …… 古色蒼然とした、がしかしそれがまた奇妙に新鮮な、聞けば関東大震災直後に建てられたという四軒長屋の角が、林家正蔵師匠のお住い。…… 猫の額ほどの、しかしよく手入れされた前庭に、あたりの高い建物のあいだから、ほんのちょっぴり、おすそわけにあずかる、初夏の陽をさもうれしげにあびた、濡れるような緑のやつでが、しごく印象的。…… ご神燈の代わりの光琳蔦の家紋を白く染めぬいた紺ののれんが、この家のあるじの家業をそれとなくさとらせている。玄関をはいると、小心居と書いた表札、下駄箱やら傘立てやらが、雑然とほどなく整頓された、そのむこうの上り框。ガラス障子をあけると、裏迄筒ぬけの一と間。ちゃぶ台を前に、左に電話、右に長火鉢、うしろに仏壇、箪笥のたぐい。両の手を前後左右にのばしただけで、まあ、厠以外は、何事も用の足りそうなところできちんと正座して、高座の正蔵そのままの声音で語ってくれました。 p26) 紫朝 正蔵師匠のすわっているいつもの場所の、ややななめ頭上に、パネル仕立てにした、三遊亭一朝師匠の肖像写真がかかげられてある。……正蔵師匠はこの一朝師匠(正蔵師匠は「お爺さん!!」と親しみをこめて、こう呼ぶ)から、噺を教わったのだ。……そしてその師弟関係は、老いてひとりぼっちになったお爺さんを、自宅(稲荷町で暮らす前に住んでいた入谷の借家 引用者記)二階にひきとって、昭和五年十一月十七日、八十五歳で大往生させるまで続くのだ。…… p13) 紫朝 正蔵師匠のお住居のある四軒長屋。そのおとなりは、ちょいと間口はひろくなるが、そのぶんだけ、奥行きの少ない、どっちみち坪数からいったら、さしてかわりのありようもない二軒長屋の一軒、前庭こそないが、きれいにみがきあげられた格子戸をあけると、夏でも冬でも置いてある長火鉢の前に座って、キセルでタバコを吸っている。これまた、ふたむかしも前の噺家の生活をのぞかせて、現役落語界の最長老、ことし八十一歳の桂文治師匠の、おかみさんと二人っきりのお住居だ。本名高安留吉、仇名はなんと”金持ち”という、この稼業にはふさわしからぬ称号を奉られているが、……。 p89) 正蔵 ……コンクリートの家じゃ、地面に足がついていない、ほんの仮の住居としか思えませんからネ、木造の床をとおして感じられる地べたの感触があってはじめて永住しようって気にもなれますからネ、…… あたくしが住みはじめてからでも、もう三十数年たつというのに、いまだ雨もり一つしません。たとえ人に貸すものでも、むかしの人はやることが親切なんですネ、ごらんなさいこの柱一つにしたって頑じょうで、いい木材が使ってありますよネ、こさえた職人さんだってむかしの人だから、仕事に金銭をはなれた愛着と地震が生きているんですネ。 p100) 正蔵 ……幸いというかなんというか、いまのあたしの収入で充分にまかかっていける家賃の安い家に住んでいれば、そこがせまかろうとなんだろうといっこうに気になりませんし、収入の範囲で充分いとなんでいる生活ですからどこからも苦情をもちこまれるような不義理はありません、いまのあたしの生活にはそんなわけで充分に満足しています、ただ満足できないのはあたしの芸ですなァ、これは満足しかねます、なんとしても、他の追従をゆるさないようないい芸をやりたいと思うんですが、さァて、それができますかなァ。 あとがき 民族芸能を守る会 茂木一子 ……
by bookbar5
| 2018-02-27 17:53
| 稲荷町あたり
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