言葉のカタチ 「詩の朗読 — ニュアンスの会」20世紀に世界で最も知られていた日本の前衛詩人、北園克衛は自身が主宰した同人誌『VOU』や、コンクリート・ポエトリー、プラスチック・ポエムなどの実験で造形作家やタイポグラファーに多大な影響を与えた。
その北園と親交の深かったアメリカのケネス・レクスロスは詩や散文で独自のスタイルを確立、ジャズ演奏に合わせて詩を朗読した先達者で、「ビートの父」と呼ばれている。
これまで5回に亘り様々な趣向で行なわれてきた「ニュアンスの会」を、偉大な二人の詩人の命日(6月6日)にちなみ、タイポグラフィのフィールドに招く。
言葉のカタチが変容する中、未体験の世界に遊ぶ。
東京TDC希望塾 特別企画
主催:NPO法人 東京タイプディレクターズクラブ(東京TDC)
共催:公益財団法人 DNP文化振興財団
構成:ジョン・ソルト(詩人/日本文学研究家)
<第1部 ケネス・レクスロス>
司 会:田口哲也(同志社大学文化情報学部教授)
ゲスト:高木真史(思潮社 総編集長)
◎資料:ジョン・ソルト、田口哲也、青木映子訳編『レクスロス詩集』
<第2部 北園克衛>
司 会:青木映子(ライター)
ゲスト:大家利夫(指月社社主)、野田尚稔(世田谷美術館 主任学芸員)
◎特別展示:ジョン・ソルト著『北園克衛の詩と詩学—意味のタペストリーを細断する』(大家利夫制作)
演奏:西松布咏(邦楽・
美紗の会主宰)
制作協力: highmoonoon.com/美紗の会