上野公園表面入口前の高級北京料理「蓬莱閣」で五目冷しそば1100円。甘みや酢をおさえたおだやかなたれ。
京成上野駅の不忍の池方面の出口目の前、間口は狭く薄暗く、昼間入るのに躊躇したのですが入ってみたらばずずずいいと奥は広く席もゆったり、ザ昭和の中華料理店。どんなお店?
マッチ↑
桃猫温泉三昧さんのブログや
黒船亭のウェブサイトを見る限り、昭和12年に「黒船亭」の2代目が本格中華料理店「雨月荘」を池之端にオープンするにあたって中国から招いた料理長が蓬莱閣の初代で戦後まもなく独立したようだ。
雨月荘は庭付き和風建築の中にエレベーターや緞通があって、昭和19年には三島由紀夫が出版記念会開催。『花ざかりの森』? wikipedia によると同年11月11日、〈中華料理店・雨月荘で、清水文雄、栗山理一、林富士馬、母・倭文重、友人で装幀を担当した徳川義恭、七丈書院社長の渡辺新が出席するささやかな出版記念会が開かれた。この店は父・梓の知り合いで、それまで息子の文学に大反対していた父が出費した会だった〉。4000部が1週間で売り切れた(三島由紀夫『私の遍歴時代』)。同店は昭和20年3月10日焼失。