台東区役所すぐそばの
宋雲院の
テラデマルシェ(主催は山本由希さん)へ。ご本尊・虚空蔵菩薩にあいさつしてまずはお目当ての
「つめをぬるひと」、何度かようすをみるが人気で口をはさむことができない。つめぬらぬひとなのでつめを塗ってもらいたいのではなくてつめをぬるひとに会いたかった。また次の機会に。
3階建ての建物は階段の安定感で建造の時代を推測する。休憩所とされた部屋の居心地がすばらしい。本棚、間接照明、背の低い椅子とテーブル、エージングのきいたクッションと独特の匂い。かつていつか友達の家のリビングにとおされてジュースを待つまでのあの時間のような。大広間の床の間にはスケボーに描かれた達磨。天袋の襖絵も愛くるしい。
階段の踊り場で、鳥たち。フェルトですか?と尋ねると「和紙です」。染めた細川和紙を米粒大くらいにちぎって胴体に貼り付けているという。この、繊維のふさふさ加減が、いいんだなあ。。。しかも足は、針金に手染めの絹糸を巻きつけている、と。制作過程をこまかに話してくださった。胴体の作り方とか和紙を貼っていく方法とかこれから改良が重ねてられていくのだろう。なにしろ自分で思いついて始めてやり続けている独自の方法なのだから。これがなんといってもすばらしい。
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TORITOIRO/和紙の鳥、草木染めわたしたちにいちばん身近なスズメが欲しかったけれども、スズメは柄がむずかしいのでまだ作ったことがないとのこと。なるほどー。色合いが似ていてちょっと緊張したポーズのサバクヒタキを3300円で。色鮮やかだったり珍しかったりかわいらしい鳥よりも、見ていてその動きが想像できる鳥を手元にしたかった。ようこそ。ほこりや湿気も浴びながらいっしょに暮らしていきましょう。
帰り際、
慶應大学牛島ゼミめぐるめプロジェクト のブースでおまんじゅうとフィナンシェ。フードロス問題にとりくんでいるそうで富山の里芋のお菓子であった。しらゆきさとこって、そのことだったのか、、、、