四谷荒木町の「秋田ぶるうす」で
「YO-EN弾き語りワンマンSHOW」。国立の
ギャラリービブリオの十松弘樹さんに、戌井昭人さんの
『俳優・亀岡拓次』の映画版で山形のバーのホステス役で昭和歌謡を歌っていた方と教えていただいていた。
歌詞がとてもよく聞こえてくる。昭和の歌謡曲やフォークのカバーは聞き覚えのあるものがほとんどだったけれど、タイトルまですぐわかったのは早川義夫「サルビアの花」、浅川マキ「かもめ」、「真夜中のギター」くらいか。オリジナル曲も含めて一部二部たっぷり聞く。YO-ENさんの歌とギターには、聞いていた時代の懐かさにひたるというのではなくて、自分の中にある「懐かしさ」というものを喜ばせてもらっているような感じがする。口ずさみたくなるのではなくて、しみじみ心底聞き入ってしまった。
『俳優・亀岡拓次』への出演は、ユーチューブでYO-ENさんの歌声を聞いた監督の横浜聡子さんから直接オファーがあったそうだ。国立のビブリオの十松さんとの出会いも、ユーチューブで聞いた方からのコメントをきっかけにさまざまな縁でつながったそうだ。たくさんのひとが、1対1で初めてYO-ENさんの声を聞いたとき、自分の中の懐かしさが喜んでびっくりしたのかもしれない。
ライブ後は怒涛の昭和カラオケショー。昭和の長さ、ふくよかさを実感。ドアに貼ってあるのは
東陽片岡さんによる当日のフライヤーです。