ギャラリー椿で「封印された星」展が11日まで。
巖谷國士『封印された星』(平凡社 2005)収録作家作品と、巌谷氏におくられた瀧口修造作品、上野紀子+中江嘉男による、フィラデルフィア美術館でデュシャンの「遺作」の扉の穴を覗きこんでいる瀧口修造のうしろ姿を描いた油彩「Mr.STノ覗キ終ワルヲ待テ」(1977)など。作品では大月雄二郎と高梨豊の写真がいい。今日の巖谷氏講演では昨年の世田谷美術館での講演以来引用されている瀧口の詩「遺言」(1970.7)の朗読も。
6月に、「瀧口修造に捧ぐ」として、絵:上野+中江、文:巌谷による絵本『扉の国のチコ』が刊行されるとのこと。その「早すぎる案内状」が会場にあり、
ウェブサイトもある。ポプラ社刊。ごく一般の子ども向け絵本として丁寧に制作が進んでいるとのこと。楽しみ。
チコちゃんも待ち遠しいね。
*写真はギャラリー椿のウェブサイトより。