恵比寿にあったボーリング場「エビスグランドボウル」は、ビルの老朽化のため今年3月でおしまい。1972年創業だそうです。ここは、ひと酔いしたのちにありあまるレベルの低い体力のはけぐちのひとつでしたね。当時はしみったれたビルと思っていましたが、山手線からみえる面にロゴはそのままながらいろいろ絵が描かれるようになったりね、いま改めてみますと晩年はゲーセン的華やぎのなかで終えたのね。ごくろうであった。製材工場だったそうじゃないか。三十数年ですか、まことお邪魔しました。
同じく恵比寿駅前にあるたれまく古本屋・戸川書店も、「ありがとうございました。この場所から移ります。古本屋はずっと続けます」とあって気になっていたのですが、5月から近くのビルでネット系に変身の模様
(Next One 消えゆく名物古書店)。たれまくにつられて中のぞいても棚すきすきでね、このたれまくはいったい店主の戯言か嫌味かジャブか。こちらも昭和29年の創業ですか。そのころの恵比寿、そのころの日本、そのときのわたし(の両親)。そのあとのわたし、恵比寿、日本。その繰り返し。