オゾンで
キアロスキューロ・デザインのブースに、昭和の小さい三面鏡を繊細な植物模様を入れてリフォームしたような逸品が。お店のひとがたまたまいなくて話聞けず残念。ウェブから印象の似たキャビネットの写真を拝借↓。
鉄の扱いもいい。「黒皮クリア仕上」というのは鉄の表面の酸化皮膜である黒皮を除去せずにクリア塗装するのだそうです。自宅にはとうてい不向きだが惹かれる仕事ぶり。目黒のArchiv-gmbh(アーカイヴゲーエムベーハー)を初めてのぞいたときに似た高揚感。2階の壁一面を覆っていた巨大棚のあまりの美しさに、サイズ計ってこれが入る家に引っ越す?って一瞬語ったからね。
キアロ社は95年宮城県で創業とのこと。なんて言うのでしょう、素材の質感を活かすことを、「優しさ」と言ったりオレンジの光の元で撮影しないで、年代のなかでの実感のままに形にしている気持良いひとたちと感じます。