欲しいものをさがすことに嫌気がさしたのは、欲しいものを自分で考える時間を過ごす楽しみを加齢を言い訳かつ言い逃れにして追いやったからだ。
夏のスリッパへの注文はまず歩いてバタバタしないこと、先っぽが開いていること、さらりとした感触と見た目。ネパリ・バザーロのヘンプスリッパは気持よかったのだけれど、これはどの類似品にも言えることだが底の扱いがいいかげんで履き心地が悪かった。でもこのたびの底は水牛の皮が貼られてしっかりしており、ワンシーズンで履きつぶすにはあまりある良さ。あぁヘンプさん水牛さんありがとう。とたんに自分の足型がスリッパに反映されて不恰好もヨシよ。