平間至さんの写真にことさら惹かれたことはなく、写真家として以外の活動はもっと知らないが、ここ数日の朝日新聞での連載で、何回目でしょうか、「合宿」と言い切ったライフスタイルへの言及が良かった。
帰るべきところがあるようなないような。いつでも戻っていらっしゃいと言ってくれる場所があるようなないような。物理的にはあるけれど精神的にはとうに失っているのだとか言って自分のカエルベキトコロを作ってみるもよいが、誰もがウマレタトコロを得たから生まれているのだから、死ぬまで合宿や出張が続いているのであります。合宿中、出張中。
ということを平間さんが書いていたかどうか、忘れたのだけれど、気持のいいエッセイだった。