今年は正統派の上海蟹をいただきましてハイおいしゅうございました。上海市食品薬品監督管理局ではまだ上海蟹の「禁酔期」と
呼びかけているようですが、酔っぱらい蟹も生姜湯とともに。年に一度で充分。
昨年はジーテンで酔っぱらい蟹。濃すぎず大きからず、しかもわざわざ生姜湯のまずともコース料理のなかで身体冷まされることなかったのではないかしら。一昨年はなじみの台湾料理店で養殖の上海蟹、きっと売れ残りを「サービス」でいただく。わざわざ正すまでもなくそういうなりの美味しさをありがたく。
上海蟹と名付けたのは私たちですから味わうのもそれぞれよしなでありましょうに、いつまでたってもどこかのだれかに聞いた「上海蟹は○○店」、さみだれ式に「合うは○○店の紹興酒」をくりかえす野暮にはつきあっておられません。