21_21に「water」展。うわさどおり圧倒的に
takram(田川欣哉、畑中元秀、岩井貴史、渡邉康太郎)による「ふるまい」の12皿がいい。水のかたまりをなんとかして通過させたい/配置したいが、そうはならない。水はものすごくくっつきたい。なんとかシテヤルとわたしたちは熱く他愛なく戦う。面白い、ものすごく。小学校の男子トイレよろしく皿の周りに水滴が飛び散っている。あの皿の材質が肝心なのだろう。秋に小学3〜6年生対象で超撥水皿をつくるワークショップもあったくらいだ。いいなあ、小学3〜6年生。わたしら小学3〜6年生はとうに過ぎているわけですから、その素材についてなにがしか講釈していただいてですね、大人っぽーい充足感を得たかったわね。水たまりや波、のような音、映像、体感の、疑似をコエタりあるでこんせぷちゅあるなどんな作品も、ナマに勝るものなし。だんどりがいたるところにあって、学校の授業みたい。優等生な。
・竹村真一+佐藤卓「見えない水の発券機」/一人1枚とのことだったが12人で行ったつもりで12枚いただきました。牛丼は2000l、味噌汁は20lなど。この券で該当水量の水を売っていたら買うのに。その他いくつか。・アラカワケンスケ+三浦望による「水円」/高速移動して真っ黒にしようと努力したが叶わず。・竹村真一「飲水思源」/展示場所が混んでいて男女入り乱れまして観賞するどころではなく。・佐藤卓「水の器」/器はいい、すごくいい。でも、中身がことごとく 退屈。・原研哉「鹿威し」/美しい造形、造作ながら、最後水が落ちた場所の始末に興ざめ。・「かぱ」/見つけましたよ。ヒントもらってでも見つけたほうがいいよ、せっかくだからね。