先週は暖かいをこして暑かった。洗濯物を干すだけで紫外線が痛くて、顔のなかで今一番太陽に近い場所が痛さでわかったものです。ミモザが咲いて、代々木公園の河津桜のしたには花見客。今週末は、きっと沈丁花が咲くだろう。
707ch/熊井啓『日本の黒い夏 ―冤罪―』2001、『朝やけの詩』1973、工藤栄一『野獣刑事』1982、260ch/『機械じかけのオレンジ』1962、361ch/『グロリア』1980、どれもオンタイムでみていないのに『時計〜』や『グロリア』を近しいものとしていた自分の気分が可笑しい。
『朝やけの詩』。気持ちいい「ビーナスライン」、観光開発の前におかれた「開拓」とそこに生きた人のこと、それが篤姫よりずいぶん最近のことであること。監督は若者の愛に終始してしまったから失敗作だと言った(
市民タイムス/熊井啓への旅/朝やけの詩)そうです。確かに眩しいばかりのシーンはあるがドキュメンタリーではない映画の力を感じるほうが強い。関根恵子さんのどしゃぶりのなかでの牛乳缶をとりいれるところなんか観ていてちっとも辛くない。それは若さが善かれ悪しかれ言い訳にならないことを示しているし、『グロリア』でジーナが男女を、フィルが年齢を言い訳にしなかったことに等しい。